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【パチンコ店の雑学】:部下から聞かれた質問…『賞品』と『景品』はどちらが正しいのか?

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いつもありがとうございます。

今回は、部下からのリクエストを記事にさせて頂きました。

テーマとしては、パチンコ店でよく使われる『賞品』と言う言葉と『景品』と呼ばれるものの違いについてです。

『賞品』と『景品』の違いとは!?

しょうひん【賞品】

競技などで成績のよかった人や懸賞に当たった人などに与えられる品物。

けい‐ひん【景品】

 
・商品に添えて客に贈るおまけの品物。「景品付き大売り出し」
・催しなどで、主催者側が参加者に贈る品物。「福引きの景品
 ・パチンコや射的などの遊技で得点者に与える品物。

 引用:コトバンク

 

パチンコ店では、主にカウンターで玉やメダルと引き換えに提供する品物の事を「景品」と表示されていることが一般的だと思います。

しかし、厳密に言うと風営法上の正式名称は『賞品』と明記されていると以前習った事があります。

確かに、先日の警察からの講和でも『賞品提供』が何とかと言っていたので景品ではなく賞品が正しいのでしょう。

 

コトバンクからの引用では、『景品』に該当しているように書かれていますが…

私の解釈では、『賞品』とは何かしらの結果に対して与えられるもので、『景品』とは結果に関係なく一定の条件を満たした場合に提供されるものであると考えております。

つまり、遊技の結果に対して交換されるものが『賞品』となり、結果に関係なく配当されるのが『景品』となるので、『総付景品』と呼ばれるのはこの理由からだと思われます。

 

一応、部下には口頭で伝えても良いのですが…

ブログの方が学習しやすいようなので、引継の意味合いも込めてその他『賞品』に関しての注意事項でも書いてみたいと思います。

 

賞品の取り揃えと陳列

次にこちらの説明となりますが、パチンコ店は風営法の規則に法り営業をするため、こちらの賞品の扱いと提供に関しても、それに従う事となります。

ではまず、賞品の取り揃えから説明いたします。

 

2006年12月「ぱちんこ営業に係る賞品の取り揃えに関する決議」より

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ご覧の通り、風営法では上記のような基準が設けられています。

しかし、「客の多様な要望を満たすことができるように、客が一般的に日常生活の用に供すると考えられる物品のうちから、できる限り多くの種類の物を取り揃えておくこと」とされているだけで、明確な数値基準は定められていません。

一応、こちらも2006年に警察庁指導の下ホール5団体が自主規制を設定したものになります。

 

またこれらの賞品は、一部に偏ることなく少額のものから高額のものまでまんべんなく幅広い価格の賞品を取り揃える必要もあります。

ちなみに、上限額は、9,600円+消費税相当額とされており消費税8%だった場合は10,368円までが上限となります。

 

賞品の提供方法について

賞品の提供方法に関する基準は、「当該遊技の結果として表示された遊技球等の数量に対応する金額と等価の物品を賞品として提供する事」とされています。

よく等価交換のホールでないのに『当店は等価交換です!』とホールが返答するのは、この理由から来ています。

 

それはさておき、提供方法については「市場価格を有する物品であること」とされています。

尚、市場価格とは「一般的な小売店における日常的な販売価格をいい、特別な割引価格はこれに該当しない」とも明記されています。

つまりは、賞品の提供方法は「市場価格と等価交換」である事が原則とされており、安売りなどでの提供ができないとされています。

 

しかしながら、一般的な小売店の価格に沿うのではなく商社から案内されている「上代」を参考にしているのが現状であり、市場価格より高い設定となっているのがほとんどです。

 

交換ギャップがある分、得していると思われている方も多少いらっしゃいますが、価格設定が高い商品が多いので普通に購入した方が安い商品も多いです。

 

提供してはいけない賞品

では、最後に提供できない賞品に関して書かせて頂きます。

①:提供できない賞品「有価証券」

これも風営法で禁止行為とされている事の一つです。

賞品として現金を提供する事はもちろん、換金を助長する行為として有価証券の提供も禁止とされています。

尚、有価証券とは手形、小切手、商品券などの財産権を証明する証書のことを示します。

現金と同じ性質を持ち、換金性が高いことから、有価証券の提供は賭博となるという解釈です。

 

②:提供できない賞品「サービスなどの無形物」

これに関しては、獲得した玉・メダルと等価の”物品”を提供するように定められていることから、各種サービスであったりデジタルコンテンツの提供も禁止とされています。

有形でない以上、市場価格そのものが把握できないとの要因もありますしね。

 

③:提供できない賞品「未成年への酒・嗜好品の提供」

これは当たり前の話しですが、「営業所で20才以下の物に酒類又はたばこを提供する事」を禁止されています。

この提供と言う言葉は、当該者もさることながら提供する営業所側にも責任が発生します。

その他、各都道府県によって提供できない賞品もあるので注意が必要です。

 

それとイタズラ防止の観点から、「ガム」を置いているホールはかなり稀ですね!

数年前に自店でも要望があり置いたことがありますが、メダル投入口に無理やり投入させるなどのイタズラで大変でした(苦笑)

 

以上、部下からのリクエストについて回答させていただきました。

それと、来週からしばらく転職活動で忙しくなりそうなので…

部下の『カールおじさん』にブログ更新を託そうと思います。