いつもありがとうございます。
今回、知人の店長が少し騒いでいた「役比モニタ」の正式運用について記事を書かせて頂きました。
役比モニタとは?
性能表示モニタはパチスロ5.9号機から搭載が開始されていた「役比モニタ」のパチンコ版。ベース値を主基板上の性能表示モニタに常時表示される。表示器には7セグを使用。表示されるのはアウト6万個ごとのリアルタイムのベース値、アウト6万個ごとの1回前、2回前、3回前の計4つの通常遊技機中のベース値。大当たり中、確変中、時短中、小当たりラッシュ中は含まれない。
一方、設定変更装置は、規則改正でパチンコにも搭載が認められた「設定」への対応装置。同日の説明会で日工組は設定に係る不正を未然に防ぐことを目指し、日工組統一使用にすることを決めたことを報告。設定がある遊技機の主基板に「設定表示LED」「設定キースイッチ」「設定スイッチ」が配置される。
引用:グリーンベルト
実際の役比モニタ画像
上記は『設定付きの海』の役比モニタになりますが、7セグ内に表されている数値は遊技台のベース値を指します。
これは、実際の運用時のベース値はどうなのか?を簡単に確認できるように搭載された物です。
許容範囲に収まっていれば、ひとまず基準をクリアしているので指摘される事はないと思いますが…
仮に設計値を下回っていた場合、『調整された可能性がある遊技機ではないか?』と解釈される可能性もあります。
ちなみに、『b1,b2,b3』と表示されているのは日数を表し、その右隣の数値が『ベース値』を表しています。
つまり「b1.31=1日前のベースは31だった」と言う事になりますね。
そして、この機種のベース設計値は、ベース30~40なので上記のデータであれば許容範囲内となり問題がない事にもなります。
役比モニタの正式運用について
知人の店長は、どこからこんな情報を仕入れてきたのかは知りませんが…
そもそもにして「正式運用」ってどのような運用を指すのでしょうかね!?
某大手パチンコメーカーの担当者に聞いてみたところ、そのような話しは未だ聞いていないという事でした。もしかしたら、私の情報が遅いだけかも(苦笑)
知人の店長は4月から正式運用されるとか言っておりましたが、具体的にベース値の確認をするなどといった具体的な内容は知らないとの事。
仮にもモニタを確認するとしたら、「メーカー・健全化機構・警察」の3者になることが濃厚であろうが…現実問題確認するとしたら「健全化機構」くらいの話しでしょう。
そもそもにしてこの「役比モニタ」は、検定機と性能が異なる可能性がある遊技機問題の下りから派生した話し!
容易に確認できるように搭載するとあったが、将来的にどのようにモニタを確認するか?などと言った詳細の話しまでは聞いた覚えがない。
以前、メーカー関係者と話をしたときに「ベース値が基準以下となった場合」どこに報告するのか?と質問をしたことがあります。
その際の返答としては、特に報告義務もなく警察に通報したりなどと言った事はありませんと言う事でした。
この事からもメーカーは取説にある設計値の提示義務だけであり、確認までの義務はないことが見て取れます!
そして、行政に報告するといった行動もする必要がないわけです。
警察はメーカー・組合任せにしたいのが本音だと思うので、何かしらの運用方法を提示する可能性はあると思いますが…
通報があったところで即座に稼働停止であったり、指導はしがたいのではないでしょうか?
なぜなら…自店でもベース30以下となる瞬間があったからです。
写真はありませんが、4円設置時の稼働が2,000個前後のアウトであった際にB27とか普通に基準値を下回ったことが数回あります。
これは打ち込みが足りず、基準値を偶然下回っただけの話しで翌日のベースは31と標準値に戻っておりました。
これで調整の疑いがあるといった話をするとなると、角度ゲージや釘シートを用いて釘を確認していく流れとなるのが定石なのでしょうが…
警察もまた仕事を増やしたくないのが本音!
打ち込みが足りず偶然下回ったと言えば事が足りる話しなような気もします。
今後、このような話しは各ホールどこでも飛び交う話しだと思いますしねw
何か進展があれば、追記したいと思いますが…
正式運用とは、部品交換時に正確なベース値を記入するために使用する用途と、健全化に開示する程度のような気もします。
最後までご覧いただきありがとうございます。