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2018年:ホール倒産件数と2019年の中小・零細ホールの行方

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様々な要因により、日々低迷を続けるパチンコ店…

いったい、今年は何店舗が閉鎖する事になったのか!?

少し気になったので、調べると共に今後の見通しを考え、記事にしてみましたのでご覧くださいませ!

2018年:パチンコホールの倒産状況

早速、こちら今年どのくらいのパチンコホールが倒産したのか!?

データ等の引用を用いてご紹介していきます。

パチンコホールの倒産、前年同期同数の23件

2018年2月、改正風俗営業法の施行規則が適用された。これはパチンコの出玉が現行の3分の2程度に抑えられ、パチスロも同様の規制が加わった。パチンコの遊技人口は1994年の2,930万人をピークに減少をたどり、2007年の「5号機問題」や、貸金業法改正などを背景に、2013年(970万人)にはついに1,000万人を割り込み、2017年は900万人にとどまった(レジャー白書)。

 

2018年1-10月累計は前年同期と同じ23件で、全体の企業倒産が沈静化する中でパチンコホール倒産は高止まりが目立つ。

 

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中小・零細の倒産が目立つ

2018年1-10月の「パチンコホール」の倒産は、負債10億円以上の大型倒産が2件(前年同期5件)に対し、1億円未満が8件(同6件)、1億円以上5億円未満が7件(同11件)と中小・零細規模の倒産が目立った。従業員数別では、50人以上はゼロ(同2件)だった。

私の居る東北地方でも、遊技人口であったり、売上減少など、市場縮小と同時に、廃業の選択であったり…M&Aの選択をする法人も少なくはない。。。

 

2018年の振り返り

2018年2月に出玉規制が強化された「パチンコホール」の倒産は、2018年1-10月累計で23件だった。

個人的な所感に過ぎないが、みなし機問題であったり出玉規制の機械絡み以上に、宣伝規制等の影響も大きかったのではないかと思う。

 

企業努力で集客しようとした法人も散見されたが、宣伝規制により認知まで時間を要する事となったところも多く、予定以上に体力を使うところも少なくなかった印象。

最後の悪あがきも、規制によって無残に摘まれてしまった…

 

来年以降は、検定切れの機械が増え、高コスト体質になるであろうことから今年以上の倒産は間違いないのではないでしょうか!?

 

2019年:ホール倒産に加担する事柄

それでは、次に…2019年のホール倒産に加担するであろう事柄をご紹介していきたいと思います。

消費税の増税(8%⇒10%)

ご存知の通り、2019年10月より消費税の増税が施行されます。

これが、どのくらい影響してくるのか簡単に試算したので、下記の表をご覧ください。

 

  新台価格 消費税
増税前 430,000円 34,400円
増税後 430,000円 43,000円
差引 - 8,600円

 

単純計算で申し訳ございませんが、新台価格が約43万円とすると、約9千円の消費税が発生する事となります。

 

この数値だけ見ると大した事なさそうですが…

周知の通り、完全新内規移行の将来も確定している為、機械代の削減は難しくそれなりの台数を中古、新台共に買うことになる運命は変えられません。

そして、パチンコ店は中小・零細規模でも機械が必要であり未だ依存しているのが実情かと思います。

 

単純に400台クラスのホールが、台20万円の中古で一回転させるのであれば…

20万円×400台×消費税8%=8,640万円

 

これが10%となると…

20万円×400台×消費税10%=8,800万円

 

増税後は、約160万円増額されることとなります。

大手法人と異なり、中小零細規模のホールには、致命傷になり兼ねません。

 

上記の通り、増税以降も機械を買い続けなくてはならない状況なので、機械代を削減することができず、むしろ増額せざるを得ない状況を作るので、経営をさらに圧迫することは誰もが容易に想像できるかと。。。

 

年末の主要機種撤去

2019年12月までに、回胴式主要機種(旧基準機)が満期を迎え、撤去となります。

代表的な例を挙げると下記のような機種。

詳しくは、こちらをご覧ください。

 

機種名:SLOT魔法少女まどか☆マギカ

推定数:約28,500台

 

機種名:モンスターハンター月下雷鳴

推定数:約15,500台

 

機種名:バジリスク~甲賀忍法帖~絆

推定数:約65,500台

 

機種名:アナザーゴッドハーデス

推定数:約48,000台

 

どこの法人も、大手・中小問わず、お世話になっている機種の撤去が連なる2019年の年末…

中小零細企業には、なくてはならない存在であり粗利の主軸!!

もちろん、代替機が必要となり、粗利減とコスト増でさらに経営を圧迫していくこととなり、倒産を加速させる可能性も少なくはない。

 

中古機の代替にて対応を検討している所も多いようですが、保通協の適合次第なところもあり不透明。。。

万が一、仮にも適合率が良化しないで推移するとなると…中古機も品薄となり、新台価格に近い高騰となる可能性も高い!

そうなれば、ベニヤにて減台…使えない5.9号機等の中古を買い漁ることとなり、さらに減収減益を加速させられそう。。。

 

来年以降も増えるであろう「大手の参入」と「M&A」

来年は、消費税の増税と検定切れの対応、旧基準撤去によりさらに経営状況を悪化させるのは間違いない。

そして見出しにある、「大手参入」が中小・零細規模ホールの息の根を止めるのではないかと個人的に考えている(焦)

 

それでは、なぜ2019年に新規参入とM&Aが増えるのか!?

先ほどの内容と重複する部分もありますが…

 

①回胴式主要機種が撤去=旧基準の集客格差が薄れる。

②居抜き物件が増える=安価で参入する機会が増える。

 

上記、2つの流れが大手参入しやすい環境を作り、既存店舗から客数をもぎ取るきっかけにもなりうるのではないかと!?

(私の居る東北地方では、大手ホールの物件探しなどの情報もよく耳にします。)

 

もし、年末M&Aであったり、新規参入などあれば、ただでさえ厳しい市場環境は、さらなる供給過多となる。。。

そうなった場合、市場客数はさらに飽和し中小規模ホールへの影響は、計り知れないものになると容易に予想でき、中小はさらに減収減益となるのは間違いない!

 

資本力で到底大手に及ばないと判断した中小ホールは、撤退を余儀なくされると同時に、店舗の縮小であったり、倒産の選択をせざるをえない。

 

規制にあえぐこの業界…どこまで行っても資本力次第なところもあって、結局のところ大手優勢の図式は変わらないのかと(苦笑)

 

 

 

最後に

来年、2019年以降も淘汰が進むであろうこのパチンコ業界…

基本的に資金力次第なところもあって、中小・零細規模のホールは規制以上の恐怖でもある、大手ホールの参入に頭を悩ます時代に突入すると考えております。

 

余談になりますが…先日、組合員同士の忘年会に参加してまいりました。

私含め同業他社の中小ホールの諸先輩方は、口をそろえて「来年凌げばなんとかなるでしょ!」と語っておりましたが…そんなに甘くないと思います(苦笑)

 

規制以上に大手ホール参入は継続するものと考えており、供給過多とパワーに押されるのは目に見える現実。。。

そんな安直な考えでは、生き残る事は出来ないでしょう…

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

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